第40章 幸せな時間の後に
「っ……リヴァイさん!!
こんな朝っぱらから何考えてんですか?! 」
エマは焦って
リヴァイの口を手で遮ると、
「朝っぱらだから盛ってんだろうが。」
リヴァイは呆れたように言い返す。
「いやいや、その言い分、
結構おかしいですからね!」
「うるせぇな……少し黙ってろ。」
リヴァイはそう言うと、
またエマの唇を奪った。
次第に激しくなっていくキスに、
エマは息を弾ませる。
「え、ほんとにするんですか?
まだ昼前ですよ?部屋かなり明るいですよ?」
口を離した途端、話し出すエマに、
「……お前、いい加減黙れ。」
と、リヴァイはため息を吐いた。
「前みたいに乱暴なことはしない。安心しろ。」
「いや、結構今も乱暴ですけど!」
リヴァイに両手を抑えられ、
身動きの取れないエマは叫び気味に言う。
「……確かにな。」
リヴァイはそう言って少し笑い、
エマの手を離すと
エマの耳元に優しく口付けをし、
「優しくする。
お前は力抜いて全て俺に任せろ。」
そう囁くように言った。
リヴァイの優しい声を聞き、
エマの身体から自然と力が抜ける。
リヴァイはエマの身体に
優しく唇を這わせながら、首元を緩めた。