第39章 ジャンに相談

「それ、まずいんじゃねぇの？」

ジャンは怯えた声を出す。


「え、そこまでのリアクション、
求めてなかったんだけど」

「てか、ピクシス司令と仲良いとか、
もはやエマさん只者じゃねぇよ。」

「言ってもピクシスさんは昔からの常連さんで、
普段からお世話になってたってだけで」
「でも今はそんなこと
言ってる場合でもねぇな。」

ジャンはエマの言葉を遮りながら話す。


「ねぇ！ジャンが興奮しすぎて
話がまとまらない！
この状況、ジャン的にはどう思うの？」

いちいち発言を遮るジャンに、
エマは問いかけた。


「いやそりゃ、
まずいとしか言いようがねぇだろ。」

「どういう風に……？」

エマは怯えた目でジャンを見る。



「まず、それがリヴァイ兵長に知れたら
かなりやばいだろ？」

「それはそうだと思うから、
バレない様に善処します……」


「それに、恋人紹介っていう態で、
団長を連れて行くんだろ？
団長に恋人っていうだけで大事件だぞ。」

「そんなに？」

ジャンの焦った顔を見ながら、
エマはビクビクしながら話を聞く。