第37章 突然の招待
「コネで入ったって、
料理の腕は上がりませんからね。」
リヴァイはそう言うエマを抱き寄せる。
「……リヴァイさん、
最近結構私に触ってくれますよね。」
エマは嬉しそうに
リヴァイの腰に手を回した。
「恋人なんだから、普通だ。」
エマはまた嬉しくなり、
リヴァイの胸に顔を埋めた。
「とにかく、お前は顔見せるだけ見せて、
さっさと帰ってこい。
そして俺に報告をしろ。
もしお前に手を出してきた奴がいたら、俺が」
「はい!分かりました!
大丈夫ですが、きちんと報告しますんで!」
エマはリヴァイの暴虐な仕返しを想像し、
言葉を遮り返事をする。
「それならいい。気を付けて行け。」
リヴァイはそう言って少し頬を緩めた。