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自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第37章 突然の招待




基地に帰り、エマは招待状に
視線を落としながら、
重い足取りで自分の部屋へ向かう。


「リヴァイさんをこんなところに
誘えるわけないよ……」

思わずそう呟いたとき、

「俺がなんだ。」

リヴァイはエマの部屋の
ドアにもたれかかっていた。


「……リヴァイさん。」

エマは思わず息を呑む。


「買い出し、遅かったな。」

「め、珍しいですね、
私の部屋に来るなんて。」


「……まぁな。」

リヴァイはそれだけ言うと、
エマが鍵を開ける様子をじっと観察し、
一緒に中へ入る。





「お前、俺に何か用があったんだろ?」

リヴァイは部屋に入るなり、
エマの目を見入る。


「いや。ただ会いたいなぁと
思っていただけです。」

「そうか。それならその手に
握りしめている紙は何だ?」

リヴァイの思いがけない発言に、
思わず手紙を隠すエマ。



「何だ?柄にもなく隠しごとか?」

リヴァイはエマに詰め寄る。


リヴァイの真剣な眼差しに
圧倒されたエマは、

「リヴァイさんに隠し事はできないです……」

そう言って、今日の出来事を話し始めた。


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