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自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第33章 決断、そして。



「正直、エルヴィンさん無しで
ここまで精神を保って兵団の帰りを待つことは
出来なかったと思います。」

「そうか。」

リヴァイはそれだけ言うと、また目を瞑った。


そして、

「昨日も言ったが、
それでもお前は俺の元に戻ってきた。
俺はそれでいいと思ってる。」

そう言ってエマの頭に手を置き、

「そんな馬鹿正直に色々話さなくてもいい。
俺にまたやきもちとやらを妬かせたいのか?」

と、小さく息を漏らした。



「でも、」
「もう何も言うな。」

リヴァイはエマを抱きしめる。


「俺は言ったはずだ。お前の判断に任せると。
お前が自分で判断して
ここに戻ってきた事実だけで、
俺は満足してる。」







「今日は何もするつもりはねぇ。
ベッドでしっかり寝ろ。」

リヴァイはエマを抱き上げ、
ベッドへ連れて行くと、横にならせた。


「……リヴァイさんは?」

「俺もそろそろ寝ないと
体力が追い付かねぇよ。」

エマの問いかけに答えたリヴァイは、
エマの隣で横になった。


「今日は気が済むまで寝る。
お前もそうしろ。」

リヴァイはそう言うと目を瞑る。


エマはしばらくリヴァイの顔を見つめていたが、
いつの間にか眠りについていた。



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