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自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第3章 再会





「リヴァイ、
今日はいいことがあるかも知れないぞ。」

珍しく浮かれた声を出して
夕食の誘いに来るエルヴィンに、
リヴァイは目を丸くする。


「どうした、何かいいことでもあったか?」

リヴァイは書類から目を離し、
怪訝そうにエルヴィンを見た。


「そうだな。いいことか。
あったといえば、あったな。」

エルヴィンはニヤつきながら答える。


「何だよ、気持ち悪ぃな。」

そんなことを言いながらも

『エルヴィンのこんな顔を見るのは
久しぶりだな。』

と、少し安堵した。









食堂に向かうと、明らかにいつもと様子が違う。


いつもリヴァイやエルヴィンが
食堂に訪れる時間は遅いので、
割かし食堂は空いているはずなのだが
今日はまだ食堂に人が溢れ、
ざわめきたっていた。



リヴァイはふとあることを思い出すが、
心の中ですぐに否定する。

『・・・いや、まさかな。』

「とりあえず座ろうじゃないか。」

エルヴィンに誘われ、
いつもの席に腰を下ろす。


座った直後、懐かしい声が聞こえた。

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