• テキストサイズ

自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第27章 距離が縮まる夜



「疎い、と思います。
リヴァイさんにも呆れられました。」

「そうか。私はその方が嬉しいけどな。」

「な、何言ってるんですか?」

そう言い、エルヴィンの方を向くエマだったが、
思っていた以上に距離が近いことに驚き、
また目を逸らす。



「エマがもし、
男の身体に興味があるなら、私の身体で良ければ
目を慣らすのに使ってくれていい。」

エルヴィンはエマの手を取ると、
自分の胸元に持っていく。


エルヴィンの肌は、想像以上に硬く、逞しい。

そして、少し早い鼓動の音が手から伝わり、
エマの鼓動も一層早く刻み始める。




「……いや、エルヴィンさん、あの」
「私はエマに触ってもらえると嬉しいが。」

エマの言葉を遮るエルヴィンの目は
優しくも、真剣だ。

/ 770ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp