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自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第2章 調査兵団の料理人を目指して




そんなある日。

「エマ。調査兵団の料理人、
まだなりたいと思っているの?」
と、料理長に声をかけられた。

「勿論!なれるもんなら今すぐにでも。」
エマは即答した。

そんなエマの言葉を聞いて
吹出す料理長は

「そうだろうと思った。
エマ、明日から
調査兵団の食堂で働きなさい。」

そう言ってエマの頭を軽くたたく。



「え?」

「エマの熱意には負けたわ。
5年間、よくここで頑張ってくれたわね。
私も直談判してあげたんだから、
感謝しなさいよ。」

料理長のまさかの発言に、

「料理長!!ありがとうございます!」

と、料理長に抱き着いたエマは
長年の夢、というものを
叶えることが出来た喜びで
胸がいっぱいになった。


料理長はとてもいいタイミングで
私の事を上の人に
話してくれたようだった。


今、調査兵団の料理長は
急病で休んでいるらしい。

そのこともあって、
調査兵団の食堂は
毎日荒れ狂っているようだった。

まともな料理が
出せないこともしばしば、
調査兵たちの不満が溜まっていることを
エルヴィン団長が報告に来たらしく、
そこで、私が調査兵団の料理長に推薦された。


エルヴィン団長は
私がここの副料理長だったことを
知ってたのか……?

というか、私のこと
覚えてくれてるのかな……?


エルヴィン団長の真意は分からぬまま、
エマはそそくさと荷物をまとめ
調査兵団の基地に颯爽と乗り込んだ。


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