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自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第24章 兵団の為に出来ることを




リヴァイの部屋に戻ると、
リヴァイは既に部屋で紅茶を飲んでいた。


「リヴァイさん、戻ってたんですね。」

エマはリヴァイに笑いかける。


「さっきな。」

リヴァイは椅子に
深くもたれ掛りながら言った。



「お疲れさまでした。」

リヴァイはエマのその言葉を聞くなり

「お前も同じだろ?」

そう言ってエマを注視する。


「あ。あの噂、
リヴァイさんの耳にも入りましたか?」

「エマ……いい噂でもないのに、
何故そんなに楽しそうになんだ。」

エマの弾む声に、
リヴァイは眉間に皺を寄せる。


「エレンと俺がお前を取り合っている上に、
お前は実はアルミンが好きだった、
という噂だったが?」

エマはリヴァイのその発言に吹き出すと、

「そう伝わりましたか。噂って怖いですね。」

そう言って笑い出す。


「おい、笑いごとじゃねぇだろ。」

「……すみません。」

リヴァイの真剣な顔を見て、
エマは思わず謝った。



「お前は危機感がまるでねぇな……」

リヴァイはため息を吐く。


「エレンは私に何か特別な感情が
あるわけじゃないですし。
……それに、まだ子どもですよ?」

「エレンのことだけを
言っているわけじゃねぇよ。」

リヴァイはそう言うと、
エマをベッドに座らせた。



「……どういう意味ですか?」

どこか納得いかないような表情のエマに、
リヴァイは唇を重ねる。


そして、そのままベッドへ押し倒した。

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