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自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第23章 壁外調査、三日前は





エマはリヴァイの部屋をノックする。


「エマか?」

リヴァイはすぐにドアを開け、
エマを招き入れた。



「今日の話を色々聞いてきた後みたいだな。」

リヴァイはエマの
浮かない表情を見るなり、そう言う。


「……リヴァイさん、
もう何人かに声かけられましたか?」

「お前が想像している以上に
声はかけられているだろうな。」

リヴァイはそう言いながら
首元のクラバットを締め直し、

「これからまた呼び出されているから、
行ってくる。」

と、エマの頭を軽くたたいた。





「……行かないで欲しい、か?」


その問いを受け、エマは
リヴァイを見つめて話し始める。



「……私は調査に出たこともないし、
兵団のみんなが、どういう想いで
気持ちを伝えてから調査に臨むのか、
完全に理解することはできないです……
でも、もし私が団員だったら、
なるべく後悔のないように
って考えると思うんです。
……だから、リヴァイさんを引き留めようとは
思ってません。」


リヴァイは少し頬を緩めると、
エマを優しく抱き寄せる。

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