• テキストサイズ

自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第22章 キスまでの長い道程




「プライベートの団長や兵長が、
こんな面白い人だとは思わなかったよ。」

ジャンはジュースの入ったグラスを片手に、
小声でエマに話しかける。


「団長なんて特に、
もっと冷たい人だと思ってたから意外すぎて。」

そう言うジャンにエマは、

「オンとオフの差が一番激しいのは
エルヴィンさんかも知れないね。
まぁハンジさんは、割とあのままだけど。」

そう言って、お酒の力でまた少し
テンションの上がってきたハンジを盗み見た。











5人で晩酌をし始め、しばらく経った頃。

「それにしてもリヴァイ。
調査兵団に入って、初めての彼女が
できた気持ちはどうよ?」

お酒の入ったグラス片手に、
リヴァイをつつくハンジの一言に、
エマは思わず飲んでいた酒を吹き出す。


「おい、エマさん、何してんだよ?!」

ジャンはハンカチを取り出すと、
焦ってエマの顔を乱暴に拭く。


「……うーん。
前にもここでこんなことがあったな。
リヴァイ。」

エルヴィンはそう言ってリヴァイを見ながら、
エマにタオル手渡した。

/ 770ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp