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自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第21章 幸せな時間





エマが目を覚ますと、
そこは温かい布団の中だった。



『……あれ、もしかして夢だったとか?』

エマは自分の記憶にある、
幸せすぎた出来事を思い出しながら、
ゆっくり目を開ける。



「起きたか。」

目の前には、こっちを見て
横になるリヴァイがいた。


「り、リヴァイさん!」

「なんでそんなに驚いてんだ。
お前が急に寝たんだろうが。」

リヴァイは呆れたように言う。



「私、いつの間に寝たんでしょう……?」

エマは寝た時の記憶を
必死に呼び起こすが、思い出せない。


「……まぁいい。
大方お前も連日の激務で疲れてんだろう。」

リヴァイは目を瞑るとエマに言った。


「それを言うなら、リヴァイさんの方が
疲れてるんじゃないですか?」


「お前……
こんな状態で俺が寝れると思ってんのか。」

リヴァイは自分の腰に
しっかりと手を回した、エマの手を指さす。


「わ、す、すみません……」

自分が大胆なことをしていたことに驚き
エマは急いで手を離すが、

「それともお前は、俺が巨人を倒す以外
何の欲もない男だと思っていたのか?」

そう言ってリヴァイは
エマの腕をつかんだ。

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