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自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第19章 決断の時



「リヴァイさんが壁外調査に出る前に、
私も気持ちを打ち明けようと思います。
……リヴァイさんの気持ちは
取りあえず置いといて、
当たって砕けてきます。」

そう言うエマに、エルヴィンは

「素直に応援は出来ないが、
エマの告白の成功を祈っているよ。」

と、エマの肩に手を置く。


「……それって、
結局どっちか分かんないですね。」

エマのその言葉に、
エルヴィンとエマは顔を見合わせて笑った。









そして、エルヴィンの部屋から出た直後。

エマは久しぶりに
リヴァイと顔を合わすことになる。


「リヴァイさん!」

廊下の向こうから歩いてくるリヴァイに、
エマは声をかけた。



「なんだか久しぶりですね。」

リヴァイは

「ああ。」

と、それだけ言うと、
エマから目を逸らした。



エマはこれまでのリヴァイとは
明らかに違うことを感じる。

だが、勇気を出して

「あの、少しお話があるんですが、」

と、声をかける。


しかし、リヴァイから返って来た返事は、

「俺はお前に話すことはない。」

その、たった一言だけだった。

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