第9章 *告白
が泣き止み、少し落ち着いた頃
不:「落ち着いたかァ?」
:「…はい…すみません…」
不:「俺の方こそすまなかったなァ…でも、、人を食わねぇならどうやって体力回復してるんだァ?」
:「…そ、それは…言いたくないです…」
不:「あぁん?まさか本当は人を食って…」
:「違います!それはちがいます!!」
不:「なら言ってみろォ。」
:「私は…人の欲を…糧にするんです…」
の声がだんだんと小さくなった。
不:「…どういうことだァ…」
:「だから…その…抱かれることで…回復するんです…」
不:「……。あぁん!?」
:「だいたい2、3日に一度…そうなります…」
不:「今まで誰に抱かれてたんだァ…」
不死川の声は明らかに怒っていた。
:「…」
不:「誰だって聞いてんだァ!言ェ!!」
:「!お、鬼…です…」
不:「…」
:「で、でも、鬼の方も私を抱くと力が増すらしく、鬼舞辻に命令されて…」
不:「最後に抱かれたのは何日前だァ。」
:「…3日前です…」
不:「なら、そろそろなんじゃねぇかァ。帰るぞォ。」
:「いや、でもっ…」
ガチャ
不死川はの手首を掴み、部屋を出た。
胡:「不死川さん、話は…」
不:「お前らには後で話してやる。今日はもう帰る。」
甘:「ちゃんは…」
不:「俺が連れて帰るって言ってんだろォ!!」
小:「甘露寺に当たるな。殺すぞ。」
不死川はの手を引きズカズカと自分の家へと帰っていった。
杏:「あれは、不死川がを受け入れたということで良いのか!」
宇:「受け入れたは受け入れたんだろうが…」
善:「炭治郎…あの人すごい怒ってる音したよぉぉぉ…」
炭:「うん、怒ってる匂いもしたけど、なんだか今まで嗅いだことのない匂いもしたな…」
胡:「なるほど…」
この状況を理解できているのはしのぶだけだった。