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どうかその手で[鬼滅の刃/不死川落ち]

第8章 戸惑い


杏:「驚いたな!冨岡があんなに大きな声を出すとは!」

胡:「きっとあの時冨岡さんが止めてくれなかったらあのままさんは斬られてましたよ。今回ばかりは冨岡さんに感謝ですね。」

宇:「派手にびっくりしたぜ!ずっと地味だと思ってたがやる時はやるじゃねぇか!」

悲:「が斬られず一安心だ…」

時:「、泣いてたな。」

甘:「ちゃん、大丈夫かしら…」

冨:「…」

小:「今日は確か不死川の任務もあったはずだ。冨岡が代わりに行って責任を取れ。」

冨:「…ひどいな…」

炭:「俺、驚いて声も出ませんでした…」

善:「さんからももちろんだけど、あの風柱の人からもすごく悲しい音がしてた…」

伊:「ばっかりなんでこんな目に遭わなきゃならねぇんだ…」

禰󠄀:「んー…」



そして残された2人はというと、

不:「どういうことだァ…なんで鬼になんかなっていやがる…」

:「弱いから…」

不:「理由じゃねぇ!なった経緯を話せェ!!」

の肩がビクッと震えた。

:「!…師範が…忠告してくれたあの夜、上弦の参に会いました。どうやら私はずっと上弦たちに狙われていたようでした。」

不:「なんでだァ。別にお前は特別な血の持ち主ってわけでもねぇだろォ。」

:「自分で言うのは少し気が引けますが、鬼舞辻は私のことをに稀に見る顔の整いよう、痛みを感じない体、そして上弦の参をも押す強さ、それに目をつけたと言ってました。」

不:「顔は生まれつきのものだが、それ以外は全てお前が生きていく上で頑張って身につけてきたものじゃねぇかァ。そんな理由で狙いやがったのかよォ…」

:「師範…私、頑張ったんです…今までにないくらい、頑張って戦ったんですけど、敵わずに、気を失い、鬼になってしまいました…ごめんなさい…ごめんなさい師範…弱い継子で、恥かかせて…」

不:「…」

不死川は黙っているとまだ治りかけの傷に力を入れ、血を流した。

不:「お前、これを見てもなんとも思わねぇかァ…」
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