第8章 戸惑い
不:「だから斬るんじゃねぇかァ。人を万が一にでも、手塩にかけて育てた俺の継子が襲っちまう前に…可愛がってた頃ののままいられるように…」
胡:「不死川さん…」
:「師範…ごめんなさい…ごめんなさい…」
がその時初めて口を開いた。
:「私が…弱かったから…師範のこの世で1番嫌いな鬼になってしまいました…師範…私がこのまま死んだら許してくれますか…?」
不:「あぁ、俺が育ててやったにも関わらず、鬼になっちまうほど弱かったみてぇだなァ。失望したぞォ。あぁ、そのまま死ぬなら俺の継子のまま死なせてやる。」
胡:「さん!何を言ってるんですか!」
悲:「だめだ…」
宇:「不死川も何を言ってやがる!」
杏:「不死川!は鬼になどなっていない!人のために戦うことができる!まだ立派な鬼殺隊だ!お前の継子だ!」
:「なら師範の手で…終わらせてください…」
不:「あぁ、望み通りにしてやるよ。シィィィィ…風の呼吸…」
胡:「さん!」
甘:「ちゃん!」
その時だった。
冨:「不死川やめろ!」
不:「あぁん!?何しやがるテメェ!離しやがれ!」
義勇が不死川の腕をガッチリ掴んでいた。
冨:「今お前のやっていることはの父親と同じだぞ!が本心で言っていると思うか!」
不:「なんだとォ!?あたりめぇだろうがァ!!」
冨:「違うだろ!不死川に嫌われたくないからだ!嫌われるのを恐れて不死川の言う通りにしているだけだ!お前はの気持ちを大事にしていたんじゃないのか!」
不:「…じゃあどうしたらいいってんだァ…」
冨:「俺たちが何を言っても聞かないんだろう。少し2人で話せ。日輪刀は預かる。」
ドンッ
不:「おぃ…」
パタン
そして部屋の外では