第7章 無限列車
杏:「…!!!はっ…」
その声に炭治郎は我に帰り、伊之助とともに近寄った。
の体は崩れ始めていた。
:「煉…獄…さんっ…」
杏:「鬼に…なってしまったのか…」
炭:「だめだ!煉獄さん!早くしないとさんが!」
杏:「だが、もし人を襲ったらどうする…。」
炭:「その時は襲う前に切ります!だから早く移動をさせないと!」
炭治郎は煉獄の制止も聞かぬままを横抱きにし、列車の影へと移動した。
:「炭治郎は…優しいね…優しすぎるよ…もう少し疑わないと…だめだよ…」
炭:「こんなに意識がはっきりしているのに!さんが人を襲うはずない!」
炭治郎は涙を流しながら言った。
杏:「猪頭少年、この羽織を竈門少年に持っていってやってくれ。俺は今もう動けん…。」
伊:「分かった。分かったから、絶対死ぬんじゃねぇぞ!ぎょろぎょろ目ん玉!!」
伊之助が炭治郎の元へ行ったのを見届けると、煉獄はゆっくりと目を閉じた。そして隠が蝶屋敷へと連れて行った。
伊:「おいたんぱちろう!これあのぎょろぎょろ目ん玉が渡してきたぞ!これでを包んで移動させろ!!」
炭:「伊之助、俺は炭治郎だし、あの人は煉獄さんだよ…はっ、煉獄さんはっ!!」
伊:「隠が連れて行ったから安心しろ!今はのことを考えろ!」
炭:「そうか…とりあえず、さんも蝶屋敷に連れて行こう…」
:「ありがとう、炭治郎」
後から善逸も合流し、3人はを連れ蝶屋敷へと向かった。