第2章 酔いに任せて(後編)R-18
「んっ!!いやっ・・」
嫌だと言いながら自由になった両腕で七海さんの頭を抱え込む。脚の付け根が不思議に疼くのが気持ち悪くて、両足を擦り合わせていると、何か非常に硬い物に当たってしまった。
「えっ・・」
バツが悪そうな七海さんは、私の右手を彼の股間へと誘い、ソレを握らせた。
「一応、男なんで・・。すみません」
硬くて太いソレは私が握ると少し動いた気がした。何かの生き物のようで手を上下に扱いてみると強度を増した。
「・・そんなことされると辛抱できなくなります」
困った顔の七海さんは色っぽくて私の悪戯心に火をつける。先端部分を親指で擦ると彼の口から初めて声が漏れた。
「んっ・・」
初めて見る顔。感じてくれているのだろうか・・。もっと色んな顔の七海さんを見たい。今度はこちらからキスをし、右手で七海さんの硬くなったモノの先端をひっかく。腰がビクつく七海さんが可愛くて左手でお尻を撫でた。
「こらっ」
形勢逆転とばかりに、ショーツのクロッチを上からなぞられ下着に湿りを感じた。横から指が入り直に触れられるとクチュと音がする。ショーツに手をかけられ強張る身体に気付いたのか、優しく額にキスを落としてくれた。
ショーツも脱がされ一糸まとわぬ姿になる。
「七海さんも・・脱いでください」
シャツの隙間から除く筋肉質の身体に欲情してしまう。今度は自分の意志でボタンに手をかけ前を開いていく。ネクタイがあったらネクタイも解きたかったな・・。ネクタイ姿の七海さん、最高にカッコいいから。
「脱がされるのも悪くないですね」
上半身が裸になった七海さんの綺麗な身体を前に生唾を飲み込む。大きな手がズボンに手をかけた時に思いだしたかのように照明を落とし、代わりにベッド脇にあるランプをつけた。LEDとは違う、柔らかい光が二人を包み込んだ。
「ずるいです・・。私の時は明るかったのに」