第6章 又 キャバ嬢しながら、
ポスターの撮影の次の日、私は夕方から又あのキャバに行く事になった。
「本当にいいんですか? 又働いても?」
「あぁ~いいザンス。けど、又最初っからザンス! 同姓同名って事にしてるから大丈夫ザンス。」
それは、仕方がない事だから納得したが、結局 裏方とヘルプ嬢には、変わりなく、そして、一週間っとは本当に早いものだった。
金曜日の仕事が終わり、私は、みんなを起こさないように玄関入口を、ゆっくり開けると、おそ松お兄ちゃんがタバコを、吸いながら玄関の廊下に座り込んでいたのだ。
「おぉ~お帰り~」
「た、ただいま?どうしたの?もう寝る時間とっくに過ぎてるよね。」
「あぁ~それな、俺さぁーなんかぁー寝れなくてさぁ~」
「それで、チョロ松お兄ちゃんに部屋から追い出されたんだ。!」
そっっと言うおそ松お兄ちゃん
「おそ松お兄ちゃん じゃー私の話聞いてくれる?」
「おぉ~聞いたる、聞いたる お兄ちゃんだかんな!」
おそ松お兄ちゃんと居間に移動して座った。
「で、なんか、やらかしたの?」
「う、うん やらかした~」
「何、したの?」
「うん 今日ね、お店のナンバー1の子とナンバー2の子がね。 お客さんの前で喧嘩し始めて、なかなか収まらなくて、イヤミさんや他の人でも駄目で・・・」
「で、が、キレちやたんだ~」
「うん、二人のほっぺたをビンタしちゃたの!で、『ケツの毛が燃えるわ』って言っちゃたの!ー」
「わっはは~まじ、まじ、言っちゃたのー!」 こくっと頷く。
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