第3章 那田蜘蛛山
「動けるか?動けなくても根性で動け。妹を連れて逃げろ」
「富岡さん…すみません、ありがとうございます!」
「あれ、隊律違反なのでは?」
戦いを始める義勇としのぶ。
「やめてふたりともっっ!」
ふたりの間に入って止める星波に、攻撃をやめる義勇としのぶ。
「義勇!なぜ鬼を庇ったの!?説明して!?しのぶちゃん!義勇にも何か考えがあるのかも!?」
「星波さん、あなたまで隊律違反になってしまいますよ?」
そういうとしのぶはひらりと空に舞い隊士を追いかけていく。
義勇が後に続きしのぶを拘束する。
おろおろと星波が慌てていると、
「伝令ー!伝令ー!本部ヨリ伝令アリ!炭治郎、禰豆子、両名ヲ拘束。本部ヘ連レ帰ルベシ!竈炭治郎、鬼ノ禰豆子、連レテコイ!」
伝令を聞いて拘束を解いた義勇は、しのぶと星波と歩き本部へと向かった。