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星空 【鬼滅の刃】

第1章 呼吸


山を出ると見慣れた姿を見つけ、一気に緊張が解けた。
勢いよく胸に飛び込むと、ぎゅっと抱きしめてくれた。

「星波、よくやった。帰ろう。」

「義勇~、疲れたよぉ。抱っこ~。」

「な、抱っこ!?せめて背中だ。」

嫌がる素振りを見せつつもおんぶをしてくれる義勇に、

「迎えに来てくれてありがとう。優しくて大好き。」

星波はぎゅっと首に腕を回す。

耳を赤くした義勇が言葉を出そうと振り向くと、すうすうと寝息が聞こえてきたので口を閉じ、揺らさないよう帰路についた。
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