第17章 友達
「あの…?」
「星波ィ…それはダメだァ…」
実弥の言葉を聞いて、ものすごく悲しげな顔をする星波。
「ご、ごめんなさいっっこんなにかわいいパジャマ、私には似合いませんよねっすぐに脱いできますっ」
「あっ…いやそのォ…」
「え?」
「星波ィこっちに来い」
「…?」
訳が分からないまま近づこうとしていると、いつの間にか縁側の方までずりばいで進んでいた風弥が庭に落ちそうになっている。
「わっ風弥!止まってっっ」
星波が駆け寄って膝を付き、身を乗り出して風弥を止めて、なんとか落ちるのを阻止することができた。
「わー、よかった!風弥、目を離してごめんねっ」