第2章 任務
「身体は問題なさそうね。鬼が、血気術ではなくて呪詛と言っていたことは気になるけれど、普通に任務にあたっても問題ないと思うわ。」
カナエの言葉を聞きほっとする義勇と星波。
しかし心配に思った義勇がしばらくは星波を最前線で戦わせないようにとお館様に頼んだため、星波は蝶屋敷での機能回復訓練の手伝いや、情報収集などの任務にあたり過ごした。
「今日の鬼ごっこの相手は私、星波がさせていただきます!おふたり一緒に来てくださいっ!」
全集中常中のできる星波に敵う者はなかなかいない。
「くそぉ~!」
勝てねぇっ!と悔しがる隊士たち。