第2章 任務
再び任務にあたる日々を過ごしていた星波は、この日も下級隊士が苦戦していると聞き駆けつけていた。
「階級己 星波です!助けに来ました!」
隊士を庇うように異能の鬼の前に出る。
隊士達は苦しそうに地面にうずくまっている。
「何人来ても同じ!我が式神の餌食となれ!」
鬼は式神の蛇を使い攻撃を仕掛けてくる。
「その蛇に噛まれると毒にやられます!」
「ありがとう!気をつけます!星の呼吸 壱ノ型 流れ星!」
次々と放たれる式神を倒していくが、段々と苦しくなっていく呼吸。
「式神を切る度に苦しかろう。我が式神は斬られる度に少量の毒を放つ。じわじわと殺してやろう!」
(式神はこれ以上斬らない方が良さそう…それにこのまま距離を取られていると頸を斬れない。間合いを詰めて…斬る!)
星波が一気に近づき鬼の頸を落とすと、鬼がだんだんと崩れていく。