第16章 道
「楽しかったみたいでよかったなァ。」
「はい!みなさんありがとうございますっ」
((相変わらずかわいい…))
「これからも息抜きに出かけなさい」
「はい!あの実は、組紐を作るのがすごく楽しかったので、何か習い事をしたいなぁと思って…どうでしょうか?」
「習い事かいいな!そうだ、習い事と言えば俺達も道場を使って剣道教室をしようと思ってな!」
「剣道ですか!それはいいですね!」
「俺達も星波も、外部との接触があまりなかったから良い機会ではないだろうか!星波に女子の友人もできるやもしれんしな!」
「お友達!確かにそうですね!私は何にしようかなぁ…組紐はできるようになってもそんなに量はいらないから、できればみなさんの役にも立って、風弥に作ってあげられるようなもの…あ!洋裁や刺繍なんてどうでしょう!今までは隠の方たちに任せっきりにしてしまっていましたが、風弥の着るものを自分で繕えたら楽しそうです!」