第16章 道
居間に入ると千寿郎と風弥が昼寝をしていた。
「杏寿郎さん、今日はありがとうございました。風弥のこの幸せそうな寝顔…きっとたっぷり遊んでもらって嬉しかったんですね」
「風弥は本当に愛い!毎日見ていても全く飽きないし癒される!さて、もうそろそろ実弥も片付けが終わる頃だろう。呼んできてくれないか?お茶にしよう!」
「はい!」
トタトタトタ…ガチャ
「実弥さん!ただいま帰りました!…っわぁ!」
星波は家具が揃い綺麗に配置された部屋に驚く。
「すごい!ありがとうございます!!」
「おかえりィ。楽しめたか?」
「はい!炭治郎くんたちには4人お揃いのお箸、杏寿郎さんには組紐を作ってきました!」
「作った?」
「手作り体験というお店があったので挑戦してみたら、すごく楽しかったです!」
「そうかァ!喜ぶだろうなァ!」
「パウンドケーキを買ってきたので、簡単になっちゃいますけど誕生日おやつ会をしましょうっ」