第16章 道
「星波一人で平気なのか?」
「たまにはひとりの時間もいるだろうと思ってなァ」
「そうだな!織姫を連れていくといい!」
「ふふっ実弥さんも杏寿郎も同じこと言うんですからっ!そんなに心配しなくてももう子どもじゃないし、迷子になったりはしませんよっ」
得意げに言う星波。
((星波、みんなの心配はそこじゃないと思うぞ…))
「俺たちは今日は荷物が届くから、その手伝いだな!」
「よろしくお願いします!」
そうして朝食が終わると、星波は支度をして家を出た。
「行ってきます!」
「気をつけてなァ」
「はーい!」