第16章 道
星波は風弥の乳が終わると、風弥の着替えと自分の着替えや支度を済ませ母屋に向かう。
廊下でばったりと杏寿郎に会う。
「星波!おはよう!風弥は今日も愛いな!おいで」
杏寿郎が手を伸ばすと風弥も手を伸ばす。
左腰にしっかりと抱かれた風弥は杏寿郎の髪を引っ張り遊ぶ。
「わ、杏寿郎さんごめんなさい」
「気にするな!風弥が気に入ってくれるなら俺も嬉しい」
居間に着くとおいしそうな朝食が並んでいた。
「実弥さん、千寿郎くん、いつもありがとうございます」
「みんな揃ったな!いただこう」
朝食を食べながら今日は一人で街に行くことを伝える星波。