第15章 誕生日
「実弥さんっ…ち、近いですっっ…っんぅ…!」
もう待てないと口付けを深くしていく実弥。
「んあっ…クチュッ…実弥さんっ……」
「あー、だめだ。早く上がろう」
そう言うと星波を横抱きにして湯船を出る。
「ひゃっ」
隠すものが何もない星波は慌てて暴れる。
「危ねェからじっとしてろォ」
脱衣場でタオルを取り星波をわしわしと拭く実弥。
雑なようで優しい手に安心して身を任せてしまう。
「ありがとうっございます…」
星波を丁寧に拭きあげると星波の体にタオルを巻く。
自分を拭き腰にタオルを巻くと、星波を再び横抱きにして部屋に向かう。
星波は抵抗をやめて大人しく抱かれていた。