第14章 入籍
「煉獄!煉獄ゥ!」
不死川が慌てて杏寿郎を呼ぶ。
「どうしたどうした!?」
「星波が今日誕生日なんだとォ」
「よもや!」
「父上!千寿郎!!」
槇寿郎と千寿郎もやってきた。
わけを聞いた槇寿郎と千寿郎は、買い物だなんだと大慌てで出ていった。
「俺達も出てくるが、富岡、星波と風弥を任せてもいいか?」
「…?承知した」
バタバタと4人が出ていったあとの部屋で、みんなが何にそんなに慌てているのかと義勇と星波は首を傾げる。
「誕生日とは、本来は何かするものだったのだろうか?」
「私はてっきり義勇からお菓子をもらえる日かと…」
「そうやって育ってきたからな…」
「みんなは何をしに行ったのかな?お菓子買いに行ってくれたのかな?」
「戻ってきたらわかるだろう」
のほほんと時間が流れて行った。