第1章 呼吸
「ねぇねぇ、これから星波さんの柱稽古お疲れ様会をしない?」
お館様が退席されて、みんなが帰ろうとしていたところでカナエが突然提案をした。
「お疲れ様会か!良いな!」
「俺も派手に賛成だ!」
杏寿郎と宇隨が賛成をする。
「すぐ近くの甘味屋さんなんてどうかしら?」
さぁさぁ行きましょう!とカナエに連れられ、悲鳴嶼以外の7人で甘味屋にやってきた。
「悲鳴嶼さんが来られなかったのは残念ですが、みなさんと甘味屋さんに来れるなんて嬉しいですっ」
((かわいい…))
「いっぱい種類がありますね…どれにしようーーっ」
((かわいいっ…))
「星波!遠慮すんな!ひとつなんてしみったれたこと考えてないで、派手に片っ端から全種類大量に頼め!煉獄がいるから食べきれないなんてことはねぇからよ!」
「うむ!少しずつ全部食べるといい!」
星波がぽかんとしている横でどんどんと店員さんに注文をしていく杏寿郎。