第13章 新生活
部屋に戻り再びうとうとと寝ていた星波は、
「おはよう!」
廊下から大きな杏寿郎の声が聞こえてきて飛び起きた。
風弥にお乳をあげて着替えを済ませて居間に行くと、全員が揃っていた。
「おはよう星波さん。食べよう」
槇寿郎の声掛けで食事が始まる。
「うまい!今日は見慣れないおかずがたくさんあるな!どれもうまい!」
「あァ、それは俺が作ったやつだ」
「不死川は料理ができるのか!素晴らしいな!俺は料理がてんでだめでな!」
はははっと笑う杏寿郎。
「こんな感じで良ければ毎食作る」
「そうか!ありがとう!千寿郎も助かるだろう!」
「不死川様はいろんな料理をご存知で勉強になります!ぜひ一緒にお願いします!」
少しずつ煉獄家に馴染んでいく不死川を見て、星波は嬉しく思う。