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星空 【鬼滅の刃】
第13章 新生活
明け方風弥が泣き目を覚ますと、隣で眠っていた不死川の姿がなかった。
昨夜の不安もあり一気に心拍数が上がる。
(厠かしら?)
動揺を抑え風弥に乳をあげ寝かせるが、なかなか戻ってこない不死川に、何かあったのではと心配になる。
普段は何ひとつ変わらないような態度をしているが、痣の発現した重傷を負った身。
いつも心のどこかで不安がチラつく。
(実弥さんっ…)
星波は廊下に出る。
明け方とはいえ、立春を過ぎたばかりの空はまだ薄暗く、廊下は真っ暗。
だんだんと焦り始める心。
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