第12章 退院
バタバタバタバタッガラッ
「炭治郎おおおおぉぉぉ~う!!!」
「権八郎!!」
伊之助と善逸が慌ただしく部屋に入ってきた。
その後続々と蝶屋敷の人達がやって来たので星波と不死川は風弥を連れて部屋に戻った。
「炭治郎くんの目が覚めて本当に良かったですっ」
「あァ。そう言えばさっき、よく玄弥が訪ねてきてたって…」
「そうなんです。おなかの子が実弥さんの子だって知ってからすごく楽しみにしてくれて、来る度におもちゃを持ってきてくれたり実弥さんの子どもの頃の話を………はっ」
星波はしまった!と口を押さえる。