第11章 明けた朝
ガチャンッ!ガチャガチャジャラジャラ…
「閉じ込められた…っ!?」
宇隨の言った通り、痺れが治まり身体が動かせるようになってきた頃身体が疼きはじめる。
「んぅっ…はっ!ご、ごめんなさいっ」
声が出てしまった星波が慌てて口を押さえる。
「ご、ごめんなさいっ…私全然知らなくてっ…」
はぁはぁと涙目で熱い吐息を漏らす星波に、理性が飛びそうになる不死川だがなんとか冷静を保つ。
「星波、楽にしてやるからこっちに来い。」
「い、いやですっっ!」
「でももう辛いんだろォ?大丈夫だ。最後までするつもりはない。」
「もっといやですっ!」
「はぁ!?何言ってんだおめェ!?」
「気持ちのない実弥さんにしてもらうなんて嫌だし、私だけ楽になるなんて嫌です!それなら私も耐えます!」
ビクビクと身体を震わせながら涙を流した星波が叫ぶ。