第11章 明けた朝
「早速だが…お前ら、さっさとくっついちまえよ!?」
突然本題をぶち込んできた宇隨に言葉を失う2人。
「俺の気は変わらねェ。俺より煉獄といる方がいいだろォが。宇隨、お前だって考えればわかるだろ?」
「まぁお前の言ってることはわからなくもねぇ。でも見てみろこの星波の顔!」
宇隨に言われ星波を見た不死川はバツの悪そうな顔をする。
「お前に拒絶されてこんなに悲しそうな顔をしてるって言うのに他の男のところに行けなんて、そりゃあねぇと思うぜ?俺なら…」
ガタンッ…
「星波!?」
空の湯呑みを倒し様子がおかしい星波に不死川が慌てて声をかける。
「っっ…。なんですかっこれっっ…」
困惑した表情で宇隨を見る星波。