第11章 明けた朝
しばらくして戻ってきた宇隨の手には筒があった。
「それは…?」
「これは茶だ!」
「へ…茶?」
「夜、3人で飲みながらゆっくり話そうぜぇ!」
機能回復訓練から戻ってきた不死川を半ば強引に誘うと、宇隨は支度があるといい部屋を出ていった。
夕餉が終わり湯浴みを済ませ風弥を寝かせていると宇隨がやってきた。
「風弥はたっぷり乳を飲んだか?風弥が途中で起きても大丈夫なように嫁たちを連れてきたからよ!」
こんばんは!と後から部屋に入ってくる3人。
「風弥くんのことは私たちに任せて、ゆっくりなさってくださいね!」
「すみません…よろしくお願いします」
「さぁ行くぞ!」
宇随にグイグイと手を引かれ連れて行かれる不死川と星波。