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星空 【鬼滅の刃】

第9章 柱稽古


妊娠8ヶ月になるとようやくほんの少し腹が出てきていた星波だが、それでもやはり隊服や羽織を着てしまえばほとんど目立たず、体調も安定していたため、薬の補充要請が来るとその足で薬を運んでいた。

不死川は星波に会うのが気まずいからか、自分で蝶屋敷に出向いているらしく、星波との接触は全くない。

ある日星波は杏寿郎と街に出かけた。

「これとかどうでしょう!」

「うむ、わからんな!」

「わかりませんねぇ…」

「星波すまない、こんな時に母上がいてくれたら…」

「い、いいえ!こうしてゆっくり品を探している時間も楽しいですしっ!お付き合いいただきありがとうございますっ」

2人は出産に備えて子ども用品を買いに来ていた。
何から購入したら良いのかさっぱりわからない2人は、店の者に教えてもらいながら次々と必要なものを揃えていった。

「体は平気か?疲れたなら少し休もう!腹も減ってきたしな!」

「体は平気ですが、ちょうどそこに甘味屋さんがありますねっ!行ってみましょうっ」

目をきらきらと輝かせて店に入っていく星波を、愛おしそうに見つながら後を追う杏寿郎。
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