第9章 柱稽古
「星波は俺の奥さんではない。」
何かを察する3人。
「もしかして腹の子…オッサンの子なんですか…?」
善逸が聞くと、星波の瞳が揺れる。
「言わないんですか?兄貴、何も知らない様子でした…」
「うん。言わない。戦いの邪魔になりたくないの。ごめんね…」
星波が玄弥を見る。
「そうですか…でも…ははっ。そうか、兄貴の子か…」
玄弥は戸惑いながらも少し嬉しそうに笑う。
「身体、大事にしてください。」
「ありがとう」
「俺はもう戦いには行けない。だから、星波が安全に暮らせるように守っていくつもりだ!」
さぁもうそろそろ稽古に戻るといい!という杏寿郎の声掛けでお開きとなった。