第9章 柱稽古
「善逸ーーーーっ!!玄弥を逃がしてくれ、頼む!!」
(ちょっ…バッバカお前…バカ!名前呼ぶなバカ!!もっとうまいこと合図できるだろ!!)
「炭治郎!!」
不死川の蹴りが炭治郎の耳をかすり耳が切れる。
「いい度胸ォしてるぜテメェはァ。死にてェようだから、お望み通りに殺してやるよォ」
「待ってくれ兄貴、炭治郎は関係ない!」
グンッ
善逸が玄弥の腕を引っ張る。
「誰だお前、離せよ!!」
「揉めてる人間は散らすといいんだ距離をとる!アレお前の兄貴かよ!?完全に異常者じゃん気の毒に…」
「俺の兄貴を侮辱すんな!!」
ボゴッ
「俺、味方なのに!!」
乱闘を続ける不死川たちに星波が躊躇なく飛び込むと、後ろから抱きついて止めようとする。