第9章 柱稽古
久しぶりの不死川との対面に緊張する星波。
何度か不死川から手紙をもらっていたが、全て返していなかったのだ。
不死川邸にたどり着くと、そこには反吐をぶちまけて失神している隊士達が転がっていた…
「うわぁ…」
「ほ、星波さあぁん!助けてくださいっっ」
星波に擦り寄り逃げ出そうとする隊士。
「選べェ…訓練に戻るか俺に殺されるかァ…」
ゴゴゴっと隊士の頭を掴むとズルズルと引きずり戻す。
星波が言葉を失っていると、
「そんなところにいると危ねェだろォ。早く入れェ」
そう言われ慌てて後をついて行く。
不死川のところには善逸と玄弥もいた。
「星波さああぁん!癒しをくださいいいぃぃ!!」
善逸が星波の傍で油を売っていると、鬼の形相をした不死川が引きずり戻して行った。