第9章 柱稽古
「宇髄さん、こんにちは」
星波が挨拶をすると宇髄がハッと星波の腹を見る。
「お前…その音…」
宇随は耳がいいから気づいたのだろう。
「誰にも…言わないでください。」
「煉獄か?不死川か?」
「いいえ、言うつもりはありません…」
星波の顔色の悪さを心配した宇随は、
「わかったわかった!詮索はしねぇからお前は少し休め!派手に顔色悪いぜ?地味に寝ろ!派手に食べろ!」
と言って屋敷の中に行くように言った。
派手なのか地味なのかどっちなんだ!と心の中でつっこみながらも、宇随の優しさが有難かった。
好意に甘えて2日ほど休ませてもらい、時透のところに向かった。