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星空 【鬼滅の刃】

第9章 柱稽古


「俺、あと七日で復帰許可が出るから、柱稽古つけてもらっていいですか?」

「つけない」

「どうしてですか?…じんわり怒ってる匂いがするんですけど、何に怒ってるんですか?」

「お前が水の呼吸を極めなかったことを怒ってる。お前は水柱にならなければならなかった」

「それは申し訳なかったです。でも、鱗滝さんとも話したんですけど、使ってる呼吸を変えたり新しい呼吸を派生させるのは珍しいことじゃないそうなので…特に水の呼吸は、技が基礎に沿ったものだから、派生した呼吸も多いって…」

「そんな事を言ってるんじゃない。水柱が不在の今、一刻も早く誰かが水柱にならなければならない」

「水柱が不在…?義勇さんがいるじゃないですか?」

「俺は水柱じゃない」

「義勇…?」

「帰れ」

「帰らないよ。今日は一緒に寝よう。」

「寝ない」

一緒に寝ようって言ったのを初めて断られた星波は絶句する。
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