第9章 柱稽古

「ごめんくださーーーい！冨岡さーん｣

「義勇ーー！」

「義勇さーーーん！！ごめんくださーい！！｣

星波の真似をして義勇と呼ぶ炭治郎。

「炭治郎くん、義勇の匂いする？｣

「うん、する。」

「じゃあ行こう！」

「え？いいんですか？」

「うーん、まぁしょうがないよね！」

へらっと笑った星波は、炭治郎の鼻を頼りに義勇のいる部屋を探す。

ヒョコー！

「ふふ、来ちゃった！」

(来ちゃったって…)

楽しそうな星波の笑顔を見て呆れ顔の義勇。