第9章 柱稽古
「めでたくて何よりです!!」
あまね様は喜んでくれたが、これから大きな戦いになるのに軽率な行動をしてしまった後悔と、大好きな人の子どもを宿した嬉しさとで複雑な心境の星波は、まだ誰にも言わないでほしいと願い出た。
「わかりました、では…呪詛が解けたことだけは柱の皆様に至急鴉に伝えてもらいましょう。それと…」
あまね様からお館様の元へ向かうように言われお館様のところに行くと、どうしても独りで後ろを向いてしまう義勇が前を向けるよう根気強く話をしてやってほしいと頼まれた。
炭治郎にも手紙で同様の内容を伝えてあるから、2人で協力してほしいと言われ、蝶屋敷にいる炭治郎と合流することになった。
「星波さん!」
行きましょう!と2人で気合を入れて義勇の屋敷へと向かった。