第6章 日輪刀
お茶を入れてまいりますという千寿郎に手土産の菓子を渡すと、私も手伝いますと言って後を付いて行った。
お茶とお菓子を持って戻ると、穏やかな雰囲気で話す槇寿郎と杏寿郎を見つけ、星波の顔がほころぶ。
みんなのお茶とお菓子がなくなった頃、星波が立ち上がり口を開く。
「それでは私はこれで失礼します。」
「「「え?」」」
「え?」
泊まっていかないのか?と、3人の残念そうな同じ顔。
思わず笑ってしまった星波が、ではお言葉に甘えて…と言うと、一緒に夕餉を作りましょう!と言う千寿郎に引っ張られていった。