第4章 無限列車
「本当に良かった」
しゅばっっ!
突然入口にいる義勇が口を開き不死川が慌てて星波から離れる。
「チッ忘れてた」
「あ、義勇も来てくれたんだ!心配かけてごめんね。でも私…杏寿郎さんが本当に死んじゃう気がしてっ…みんな助かって本当に良かった…」
ポロポロと泣く星波を義勇が抱きしめる。
「おィ富岡ァ星波に抱きついてんじゃねェぞォ」
不死川が義勇をひき剥がす。
ガラッ
「まだいらしたんですか?星波さんが休めないので早くお帰りください」
にこにこと怒るしのぶはとても怖い。
しのぶに追い出された2人はしぶしぶ帰っていく。
「星波さん、体は大丈夫ですか?」
「うん。まだあちこち痛いけど、大丈夫。」
しばらく蝶屋敷でお世話になることになった星波は、ゆっくり休養することにした。