第4章 無限列車
・・その頃夢の中・・
「継国星波。」
「…また厳勝様ですか?よく出てきますね。上弦は暇なんですか?」
じろりと星波は厳勝を睨みつける。
「まぁそう怒るな。星波が継国を名乗ってくれて嬉しかった。」
「上弦の参が来るなんて…聞いてません…」
「猗窩座の事は吹き飛ばしておいた。」
そのくらいでは死なぬがな、と言いながら厳勝は続ける。
「とにかく生きていてくれて良かった。それより星波。今まで気づかなかったが妙な気配がしているな」
「妙…?」
「呪詛か?」
星波はハッとして厳勝を見る。
鬼を倒した際に呪詛を掛けられ頸を斬る度に催淫作用が働くことを話した。
「鬼め、私の子孫になんてことをっ…」
厳勝は顔を赤らめ動揺している。
いやいや、鬼のあなたが言っても説得力ありませんから…と思いながら厳勝を見る星波。
「私が何とかしよう」
「…へ!?」
「長く生きていると、情報を多く持つものだ。アテがある。呪詛を解く方法を探してこよう。」
そういうと厳勝は再び消えた。