第4章 無限列車
「ほう、杏寿郎の闘気で気づかなかったが、お前のは杏寿郎とはまた違う練り上げられた素晴らしい闘気だ…名は何という?」
「私の名は継国星波!あなたを…斬る!」
「継国!?継国だと…?」
突然脳裏に映像が流れ込み、猗窩座の中の鬼舞辻の細胞が戦いを拒否する。
「星の呼吸壱ノ型 流れ星!」
猗窩座は向かってきた星波を弾き飛ばすと、朝日が昇るのを見て森に駆け込んで行く。
「星波っ星波っ」
杏寿郎は痛みを耐えながら星波の元に行く。
「杏寿郎さんっ、私は大丈夫だから、杏寿郎さんは手当してくださいっっ…」
全身を強く打ち付けられた星波は、そのまま意識を失った。