第6章 アニマートに色づく日常【鉄骨娘/始まり】
案の定、虎杖の制服も五条が勝手に頼んだらしく、悪びれもせずに「僕が勝手にカスタム頼んだもん」と言う。
「ま、いっか。気に入ってるし」
「気をつけろ。五条先生、こういうところあるから」
「別にいいんじゃない? センスあるんだから」
ピラッとスカートの裾をつまみ上げる詞織。
いや、その制服も似合っているのだが、裾はもっとめくれにくくしておいてほしかった。
やがて、五条が場所を移動するべく歩いて行く。
その後を、伏黒たちも追いかけた。
「それより、なんで原宿集合なんですか?」
「本人がここがいいって」
「あれ食いたい! ポップコーン‼︎」
「ユージ、さっきアイス二本も食べたじゃない」
そんな緊張感があるのかないのか分からないやり取りをしながら、四人は新入生を迎えに向かった。
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